過食衝動・2
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過食衝動・2

家に着くと、焦った気持ちを抑えながらスーパーの袋から買ったものすべてを床にばら撒き、ひとつずつ、もうひたすら獣のように胃に詰め込んでいきます。
まさに一心不乱に食べます。
ひきこもっている私の部屋は、昼間でもカーテンは閉められていて、室内は荒れ放題。
いたるところに食べ物のカスや破り捨てられたパッケージが散乱しています。
そんななか、ものすごい顔をして、一人黙々と食べまくります。
髪の毛はぼさぼさで、手も、口元も、食べ物で汚れていきます。
自分が今、どんな顔をしていて、どんな状況で、どれだけ食べているのかなんて、頭に浮かびません。
ひたすら食べて、食べて、食べまくります。
おいしいとか、あぁ幸せだな…なんて、そんなことは感じません。
頭の中はまっしろ。

すべて食べ終わってもまだ足りなければ、すぐさま再び買いに行きます。

食べ進めていくうちに、途中から苦しくなっていっていることに気づきます。
でも、自分が買ったものは絶対にすべて食べなくてはいけません。
それはもう、義務のようにすら感じます。
苦しくて苦しくてたまらなくなってきても食べてしまいます。
なぜか手が小刻みに震えます。
気が付くと汗をかいています。
涙を流しながら食べていることもあります。
苦しさと共に、正気が戻ってきました。
「あ。またやってしまった…。」
目の前に広がる食べかす。
何をどれだけ食べたのか、正確にはわからないけれど、自分が食べた量がどれだけ多いかは分かります。

「まただ!また食べてしまったんだ!」
「太る…!こんなに食べてしまった、また太ってしまう!!!」

過食をした後のむなしさと惨めさ、情けなさはもう言葉にできません。
自分の行為に自己嫌悪し、胸は張り裂けそうに苦しくなります。

「このままじゃ太ってしまう!どうにかしなきゃ!」



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